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”小池知事の大本営・腰巾着”音喜多「男を見せれるか」

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音喜多先生に送る言葉
一昨日の百条委員会を受けて永田町方面から「昨日で流れが変わるだろう。音喜多先生の政治生命は終わったな。」というような趣旨のメールがなぜか私にいくつか送られて来まして、実際twitter界隈を見ると彼の評判がひどいことになっているので少し思うところをまとめます。
前に一度音喜多先生について書いた時に 、私と彼との関係性については「仲が良くない同級生」と例えましたが、それは今も変わりません。そんなわけでこんなところで私が何か彼に意見しようが、彼が聞き入れる可能性は非常に低いのですが、まぁそれでも私なりに彼について思うことを以下書き連ねます。
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① まず音喜多先生がネット界隈から批判を受けるのは自業自得ではあると思います。都民ファーストの会幹事長就任以降、彼の豊洲問題に関する立ち位置が定まらず、まるで小池知事の大本営・腰巾着”と化して移転延期の正当性を主張しているので、移転推進派を中心とする従来の彼の支持層が「信念を曲げた」とフラストレーションを貯めるのは致し方ないところでしょう。
② また政策面においても「音喜多先生が何をしたいのか」ということが相変わらずよくわかりません。なので正直私から見ると、都政をかき回して混乱を作り、そのキーマンとなることで自身がのし上がるための機会を無理やり作っているようにしか見えません。
③ そもそも音喜多先生は舛添知事を徹底的に吊るし上げ、確たる証拠もないまま内田茂都議を「都議会のドン」と貶めて今の地位を作ったのであり、今回百条委員会で石原慎太郎元知事を吊るし上げようとしてそれに失敗した以上、これら大物と違って批判するだけで実績の乏しい音喜多先生自身が批判の対象となっても仕方ない立場ではあると思います。
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とまぁ一言で言えば「信念がない、政策がない、実績がない」と苦言を呈しましたが、こんなことは私が指摘しなくても、彼自身よくわかっていることだと思います。問題は「これからどうするか?」ということなのだと思います。私自身は今後以下のような行動をとることで、上にあげたような評価を音喜多先生自身が覆してくれることを期待しています。
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①まず音喜多先生には「小池知事に対してきちんと物を言える」ということを示して欲しいところです。例えば、現在専門家会議の場においてモニタリングデータの悪質な事前リークが問題視されていますが、この件について小池知事の責任をきちんと追及する、という役割を果たして欲しいと思います。
②続いて音喜多先生には「政治家として、具体的に、一体何がしたいのか?」ということをしっかりと政策としてまとめ上げて欲しいところです。この点、これまでのようにブログであっちやこっちに口を突っ込むのではなく「豊洲・築地市場移転問題を具体的にどのように解決するのか?」ということを示して欲しいと思います。例えば、豊洲の「安全・安心」を都として宣言するためにはどのような要件を果たせばよいのか、具体的な指標を示して欲しいところです。なおこの点別途まとめますが、私自身としては「安心」を「将来的なリスクへの対処方針が示されていること」と捉えて、「A.P1.8m以下まで地下水位が低下する見通しが立つこと」を具体的な要件とすべきと考えています。
③最後に、音喜多先生はこれ以上誰かを批判して名を上げようとする行為を控え、残りの任期で確実な実績を一つあげて欲しいところです。これまでもDenaのwelq問題の追求などに関して実績を上げているところですが、建設的な意味において確実な実績があっても良いと思います。この点、彼自身がまさに当事者である育児政策などについて、予算を通すとともに、それを利用者に使いやすくするためのネットを通したユーザーフレンドリーな広報チャネルの拡大の取り組みを政策当局に確約させて欲しいところです。この点はまさにマーケティングを専門とする彼が得意とするところでしょう。役所というのは得てして予算をつけた段階で満足して、それを利用するユーザーのことを考えない傾向がありますから、この点に関して都議会議員が情報を追って改善をしつこく要求することは非常に重要です。
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さて最後になぜこのような記事を書いたのか、ということなのですが、私自身ここで彼が政治家として自らの力と意志で自分のポジションを立て直さなければ、もう彼の政治生命はないと思っているからです。冒頭の「音喜多先生の政治生命は終わった」というメールは永田町のかなり中枢から寄せられたものです。

前にも指摘しましたが、音喜多先生は敵ばかり作って来たので、ピンチに陥った時に助けてくれる味方はほとんどいません。今彼が自ら自分自身のポジションを立て直して、古い言い方ですが「男を見せなければ」、彼は政治のプロの間で”小池知事の腰巾着”として見なされ日の目を見ることはなくなるでしょう。


私は音喜多先生のことを友達とは思っていませんし、彼も私のことを友達とは思っていないと思いますが、私としても数年近くにいた身として多少の情はあります。なんとか立ち直って欲しいと願うところです。
ではでは今回はこの辺で。

編集部より:このブログは「宇佐美典也のblog」2017年3月21日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は宇佐美典也のblogをご覧ください。

民進党の「良い点」を聞いてみたところ…

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2017.3.23 01:00更新http://www.sankei.com/premium/news/170323/prm1703230006-n1.html

【阿比留瑠比の極言御免】
フェイスブックで民進党の「良い点」を聞いてみたところ…案の定なコメントが続々

 政府・与党が緊張感を保ち、自らを厳しく律しながら政権運営を行うためには、健全で強い野党の存在が必要である。だが、野党第一党の民進党の現状はどうか。産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が18、19両日に実施した合同世論調査では、民進党の政党支持率は8・4%で、2月の前回調査より2・4ポイント減っていた。
 学校法人「森友学園」問題をめぐって連日、安倍晋三首相や夫人の昭恵さんを責め立て、ワイドショーをはじめテレビにさんざん露出した揚げ句、むしろ評価は下がったのである。
 いかに他者を批判し、おとしめようが、それは自分の価値を高めることにはならない。民進党は、そんな当たり前のことを実践し、われわれ国民に見せてくれているようだ。
 「あれ(旧民主党政権)よりマシじゃないかということで、安倍内閣に支持が集まっている」
 民進党の前原誠司元外相は12日の定期党大会後、記者団にこんな分析をしてみせた。確かにそれも正しいだろうが、いつまでも過去のせいにしていても仕方がないはずである。
 民進党の長所や美点、つまりセールスポイントは何だろうか。活路を見いだすためには、国民にそこを訴えていくしかないだろう。そう考えた筆者は、11日付の自身の私的なフェイスブック(FB)に、以下の投稿をした。
 「誰か民進党の良い点、他党より優れているところを教えてください」

読者と疑問を共有したのか反響は大きく、しばらくすると書き込まれたコメントは500、「いいね」は4100を超えた。FBを始めて4年半近くになるが、それまでに例のない反応の多さだった。
 民進党の良い点に関しては、予想通り「ブーメランの名手」「ブーメランの的中率」といったコメントが目立った。ただ、いかにブーメランの精度が高かろうと、それで民進党が浮揚するとも思えないのでそれは置いておく。
 「民進党の主張と反対の政治をやっていれば間違いない」「首相なんて誰がやっても同じじゃないことを教えてくれた」「こんな大人になってはいけないと教えてくれた」
 前原氏の言葉とも一部重なるが、「全ての点での反面教師」などと、反面教師としての存在意義を指摘する人も多かった。ただ、反面教師にとどまっていては未来はないだろう。
 「50年かかっても気付かなかった自民党の良さを、たった3年で気付かせてくれた」「自民党の支持率を上げるために全力を尽くしている」
 政府・与党の安定のために、このまま存続していてもらいたいという意見も少なくなかった。とはいえこれは、民進党にとってはうれしくない話のはずだ。
 そして最も深刻だと感じたのは、次のような見解が一番多かったことである。
 「(良い点は)何もない」「ありません」「思いつかない」「私も教えてほしい」「真面目に考えたが、何一つ思いつかない」

 中には「設問が無慈悲過ぎる」「これほど難しい質問はない」「むちゃな質問をしないでほしい」「阿比留さん、そろそろあきらめてください」などと、筆者の問いかけ自体が無体だという反応もあった。
 批判ばかりで売り物のない政党に、誰が何を期待するだろうか。民進党は、もっと本気で変わろうとしないと、ますます見放されていくのではないか。(論説委員兼政治部編集委員)

選挙互助会には無理な相談だがや。都議選は「空前絶後で超絶怒涛な公約」を待望してます

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都議選は「空前絶後で超絶怒涛な公約」を待望してます
ども宇佐美です。
今日は雑談です。そろそろ都議会選挙を見据えて各政党から公約なり、談話なりというものが出始めています。
例えば維新の会は都議会議員数を5分の1にするという公約を出したり、都民ファーストの会の音喜多幹事長は「自民党が都民から5万円奪った」とインタビューで答え法人二税の地方移転や都心での大学新設の抑制政策を批判して息を挙げています。
今後自民党や公明党も動きを見せてくることになるわけですが、こうした保守政党がどうしても組織構造上全国に配慮して再分配政策を主張しがちなの対して、維新の会なり都民ファーストの会なりといった都市型の新興政党はそうした既存の構造にとらわれず自由にものが言えるわけで「改革」というものを引っ張ていける立ち位置であるはずです。
そういう意味ではこの二つの政党には、一都民として私も”一応”期待はしているわけですが、現状では出てくる話が「議員と役人の人件費を減らして身を削ります」なり「都民に5万円返せ」なりどうにもみみっちい財布の話で、どちらの党からも”少なくとも今のところ”は「日本の中で東京がどのような役割を果たしていくのか」、というビジョンが見えず本当にがっかりしています。。。本当に。。。
他方振り返って見ると、今や悪人扱いされている石原慎太郎氏は、ディーゼル車排ガス規制、環状道路計画、羽田空港再開発、お台場開発、不法移民対策、歌舞伎町浄化、東京マラソン、東京オリンンピックという新機軸を打ち出し実行して我々の生活を変えてくれましたし、豊洲なりカジノなりといったやりかけで終わった仕事もここにきて実現が見えてきて、やっぱり凄い人だったのだなと感じるわけです。以下彼の1期目の公約ですが、改めてその端的なメッセージ性に感心するわけです。
  1都が主導の債券市場にYES
  2踏切のない東京にYES
3健康を損なう排ガスにNO
4福祉に立ちはだかる規制にNO
5借金漬けの財政にNO
6横田返還にYES
7首都移転にNO
8住みやすい東京にYES
9命が守れない危機管理にNO
10新しい道徳教育にYES

やっぱり石原慎太郎という人は我々に夢を見せてくれていたのだなと。東京が日本を引っ張った時代は確かにあったのだなと。その後2期、3期と重ねる中で当初ほどの勢いがなくなり新銀行東京の失敗などもありましたが、それでも羽田拡張、東京マラソン、東京オリンピック、日比谷高校など都立高校の復活やなんかは彼なしでは実現しえなかったように思えます。今渦中の豊洲移転計画なんかもね。
私としては維新の会なり都民ファーストの会なりも、数万円単位のみみっちい金の話ばかりではなく、こうした東京という街の規模にあった夢をもう一度私たち、というか私に、見せて欲しいと切に願うわけです。そんなわけで今はみみっちい話が先行している都議選の公約ですが、本番までに空前絶後で超絶怒涛の公約を用意して私たちに「イェ〜〜!!!!!!!!!!!!!!」と叫ばせてくれると信じています。。。お願いしますよ。。。
やっぱり少子高齢化・人口減少・社会保障財政の危機という大きな日本全体のマイナスの流れの中で、その流れに立ち向かうような、「東京の出生率を2.5まで引き上げる」とか、「75歳まで働ける社会」とか、「観光消費を倍増させて経済を成長させる」とか、「生活コストの引き下げ」とか、そういった時代を先取りしたわかりやすい骨太なメッセージが欲しいんですよ。
おれ嫌だもん、どっかのBBAが言っていたような「平等に衰退していく日本で住み続ける」なんて、絶対に。団塊の世代以前の人だけ高度成長で夢見てバブル味わって社会保障費吸い尽くすなんてずりーよ。
東京都はさぁ、みみっちいこと言わないで、俺らの世代にも21世紀の夢を見させてくれよ。そして俺らの次の世代にも。

そのために私も「天壌無窮の皇運を扶翼する」ような頑張りを生きている限りは見せるつもりですので。ではでは今回はこの辺で。

おときたファーストだねー。前代未聞 ! 休憩中にアノ議員が帰って都議会混乱

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前代未聞 ! 休憩中にアノ議員が帰って都議会混乱
東京都議会議員の川松真一朗(墨田区選出・都議会自民党最年少)です。 

運命の3月24日

さて、3月24日(金)の東京都議会では前代未聞の事が起こりました。
まず、24日は予算特別委員会(予特)の理事会と豊洲市場移転問題特別委員会(市特の理事会・委員会)が予定されていました。
双方課題はあって議論は紛糾致しました。両委員会とも理事会で様々な議論がなされたようですが、理事会は非公開であり私はメンバーではないのでここでは内容については触れません。しかしながら、日付も変わる攻防で予算特別委員長と夕方から一緒におりましたので大体の流れは把握しておりますので、事実のみを記したいと思います。
市場特別委員会については、日付が変わってから、最終的に全会一致で今後とも継続審議を行っていく事が決定しました。

午前3時の驚天動地

それが終わって午前3時30分前頃に、突然に議会棟が騒がしくなりました。それは24日の午前中に開かれた「予特・理事会」が休憩中になっており、いよいよ明け方(25日)に事態が動くかと言う時に議会局職員から他会派の先生方が帰っていますという報告が届きました。鈴木委員長にしてみれば???な状態です。 
あくまで理事会・休憩中はいつでも委員長が開くと言えば理事の議員が集まるのがルールです。それなのに、委員長や議会局職員にも知らせずに議員がお帰りになってしまったのです。私達は事態を把握出来ずでしたが音喜多議員のツイートにこんなものが。

まず散会になっていません。証拠として、各委員会の開催状況を示すインジケーターには休憩中の緑のランプが点灯したままです。
どうも非自民連合の皆さんは「委員長が出現せず」という認識だという事が分かりました。しかしながら、委員長は中立公平の立場で今回の委員長職を務め上げるという立場から、個別に各会派と交渉するのはそれぞれの代表となる交渉役(国対のようなもの)がまず優先であり、ご本人はその推移を見守っていたのです。これを一方的に、現れずという解釈で、休憩中に皆帰ってしまうという凄い荒業を見させて頂きました。 

与野党逆転の余波

私はこの一連の動きの根本要因は、知事与党と知事野党が入れ替わっているのに、各委員の頭の中での認識が入れ替わっていない事かなと思います。これまで、都議会自民党は少なくとも単独で知事与党として決して過半数は持っていなかったものの、各案件を処理する為にそれぞれの立場にいる人達が走り回って合意形成に努力をしてきました。それが、知事案件を議会通過させる為の矜持だったのです。
しかしながら、今、自民党は「与党」ではありません。つまり、話をまとめるのは非自民連合にあるのです。自民党側は議会ルールに従って、地道な委員会運営で交渉を続けているだけなのですが。

新たな市場チーム設置も

しかも、金曜日の小池知事記者会見で「市場のありかた戦略本部」立ち上げを発表されました。この件については、まだ審議もしていないのですから、今まで審議時間が足りないと訴えてきた自民党にとっては、更に審議時間が欲しいという主張になるのは当然で、多くの皆様にご理解頂けるはずです。かつ、今は4月からの新年度予算の審議についての委員会です。市場PTは知事が市場移転で重要と位置付ける組織ですが、その任期は3月31日です。ここも新年度に関わってくる話なのです。
とにかく、委員長より本日の13時に休憩中の理事会再開についてという案内が出されました。マスコミ各社にも朝4時頃に議会局のプレスリリースが出されたようです。私は理事会に入れませんが、全理事議員が真剣勝負で都政を語っている状況なのは間違いありません。 

休憩中に帰る想定無し

尚、私は5時頃に帰宅しましたが、議会規則等の文書をあらあら探しましたが、休憩中に議員が帰ってしまうという想定・前提は無く、今日の13時以降の運営に議会局職員も相当頭をひねる事になります。

小池ファースト、豊洲でトーンダウン「旗印には考えていない」。責任追及への“予防線”も

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小池氏、都議選で秘策 豊洲でトーンダウン、責任追及への“予防線”も (1/2ページ)

豊洲問題に切り込む小池氏。都議選の争点にはしないのか?
豊洲問題に切り込む小池氏。都議選の争点にはしないのか?【拡大】
 東京都の小池百合子知事が方向修正した。「都議選(7月2日投開票)の争点となる」としてきた築地市場(中央区)の豊洲市場(江東区)への移転問題について、

「旗印には考えていない」と発言をトーンダウンさせたのだ。

豊洲問題が長期化の様相を呈し、自身への風当たりも強くなるなか、新たな策を模索しているようだ。

 小池氏の発言が後退したのは24日の定例会見。

 小池氏は、市場移転の可否を判断するために新たに「市場のあり方戦略本部」を設置すると発表した。戦略本部は、トップに中西充副知事がつき、関係部局の幹部らで構成する。築地、豊洲が抱える課題を整理し、物流変化や事業の継続性を含めて将来的な市場の在り方を議論するという。

 豊洲市場をめぐっては、地下水から環境基準を超える有害物質が検出され、すでに専門家会議などが土壌汚染対策の検討を進めている。

 小池氏はこうした検討に加え、戦略本部で市場の在り方をまとめ、移転可否の判断に反映させる考えだ。

 会見では、市場の移転時期に質問が集中したが、小池氏は「都民の信頼と納得を得る方法を模索する。1つ1つプロセスを踏んで、しかるべき時に総合的な判断をしていきたい」と説明した。

 これまで、豊洲問題は都議選の争点になると語ってきたが、「他にもテーマはいっぱいある。それを旗印に掲げてどうこうとは考えていない」と発言を後退させた。

 豊洲移転を延期した小池氏に対しては、最近、都議会自民党だけでなく、外部の識者も「早く決断すべきだ」などと早期移転を迫っている。築地の問題も指摘されるなか、豊洲問題が都議選の争点となれば、自身も責任を追及される可能性があり“予防線”を張ったとの見方もできそうだ。

 とはいえ、産経新聞とFNNによる最新の合同世論調査では、小池氏の支持率は前月比1・8ポイント増の79・3%で衰えを見せない。長引く豊洲問題が都議選にどれだけ影響を及ぼすかは、まだ見通せない。

民進・辻元清美に新たな「3つの疑惑」

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2017.3.28 00:19更新http://www.sankei.com/politics/news/170328/plt1703280002-n1.html

【森友学園問題】
民進・辻元清美氏に新たな「3つの疑惑」

 学校法人「森友学園」(大阪市)の国有地払い下げ問題をめぐり、民進党の辻元清美元国土交通副大臣に関する「3つの疑惑」が新たな争点に浮上し、日本維新の会などが追及姿勢を示している。学園の籠池泰典氏の妻、諄子氏が、安倍晋三首相の昭恵夫人とのメールのやりとりで、辻元氏に複数回言及したからだ。民進党は誤った内容だとメディアに情報を広めないよう「忖度(そんたく)」を求めるが、籠池氏の発言に依拠して首相らを追及しながら、都合の悪い妻の言葉は封じようとする矛盾に陥っている。(水内茂幸)
幼稚園侵入
 「辻元清美議員のやらせ、を明らかにしていきます」。維新の足立康史衆院議員は25日、自身のツイッターでこう表明した。
 1つ目の疑惑は、1日の諄子氏のメールにある辻元氏が「幼稚園に侵入しかけ 私(わたし)達(たち)を怒らせようとしました」(原文ママ)と記載された部分だ。
 民進党役員室は24日発表の見解で「そのようなことは一切なく同議員は塚本幼稚園の敷地近くにも接近していない」と否定した。


 辻元氏は2月28日、民進党視察団のメンバーとして豊中市の小学校建設予定地などを視察。

辻元氏は21日の党視察団にも参加したが、同日の視察団は大阪市の塚本幼稚園を訪れ、籠池氏に面会を断られている。

作業員派遣
 2つ目の疑惑も、3月1日の諄子氏のメールに記された辻元氏が作業員を、小学校建設現場に「送り込んだ」というものだ。
 メールには「嘘の証言した男は辻元と仲良しの関西生コン(※連帯ユニオン関西地区生コン支部とみられる)の人間でしたさしむけたようです」「孫請業者の作業員がその委託社長がしてないといったのにもかかわらずその三日だけきた作業員が辻元清美が潜らせた関西なんとか連合に入っている人間らしいです」(原文ママ)とある。
 辻元氏が代表を務めた政党支部「民主党大阪府第10総支部」の平成26、27両年分の政治資金収支報告書によると「大阪兵庫生コン経営者会」からそれぞれ献金を受けた。ただ、民進党関係者は「諄子氏が指摘したであろう作業員は辻元氏と面識はない」と述べる。野田佳彦幹事長は今月27日の会見で「(諄子氏らが)根も葉もないことを根拠にやりとりした」と否定した。
14億値引き
 第3の疑惑は、学園の小学校建設地に隣接する「野田中央公園」についてだ。
 同公園はもともと国有地。平成22年10月12日の豊中市議会での市側説明によると、国との契約金額は14億2386万3000円。これが計14億262万円の国庫補助金などを得て、最終的に市の負担は2124万3000円で済んだ。


 市に交付された国庫補助金は、リーマン・ショックの経済対策目的などで、麻生太郎内閣が平成21年度補正予算で決めたものだ。ただ、辻元氏は21年9月から22年5月まで民主党政権で国交副大臣を務めたこともあり、同年10月の豊中市議会では質問者から「政権が代わったからこうなったのか」などの指摘も出た。
 一連の問題では党役員室が24日、「メディア各位におかれては、このような誤った内容を拡散しないよう強く求めます」とのコメントを出した。首相には説明責任を強く求め、昭恵夫人の証人喚問を主張しながら、報道には自主規制を要請したように受け取れる。
 これに対し、26日のフジテレビ番組では、維新の足立氏が「民進党が昭恵夫人(の証人喚問)にこだわるのなら、辻元氏も」と喚問を要求。民進党の玉木雄一郎幹事長代理が、「間違ったことを言わないで」と否定する一幕もあった。
 玉木氏は26日、ツイッターで、辻元氏が「27日午後に会見する予定。逃げも隠れもしない」と報告。だが27日には、「昨日のツイッターには『予定』としか書いていません」と書き、会見は行わないと訂正した。
 
 産経新聞は27日昼すぎ、一連の問題について辻元氏に質問状を送った。辻元事務所は同日「事実関係の確認が必要なものが含まれている」として「明日確認が取れた段階でご返答させていただきます」と答えた。

小池劇場、マスごみ共犯の「パンと見世物」

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百条委員会は小池知事を延命する「パンと見世物」

東京都の百条委員会が始まったが、何も出てこない。あすの石原元知事の喚問が山場だが、豊洲移転を左右するような話は出てくるはずがない。この委員会は移転の是非を議論するはずだったが、始まる前に小池知事が豊洲の「安全宣言」を出し、何のためにやるのかわからなくなった。「豊洲は安心ではない」というなら、彼女が「安心です」といえばすむ。
猪瀬氏のいう談合疑惑も決定的な証拠があるならともかく、手ぶらで質問しても何も出てこない。たとえ入札に談合が出てきたとしても、彼も認めるように、それは豊洲移転の是非とは何の関係もない。「ドン」内田氏の疑惑を追及したければ、刑事告発でもして都議会とは別の場でやるべきだ。
あたかも疑惑解明が移転の条件であるかのように騒ぐマスコミも、いい加減にしてほしい。きのう出てきた「瑕疵担保責任」も、今のような過剰コンプライアンスを求められたら、東京ガスには莫大な損害が出たはずで、東京都がそれを免責したのは当然だ。
築地の業者が駄々をこねる相手をして、都が20年以上も時間を空費しているうちに、豊洲が完成したころは魚市場そのものが無意味になった。豊洲のゴタゴタをいやがる業者は、大田市場(写真)に移転し始めた。こちらの面積は38haで、豊洲とそう変わらない。卸売業者には集積の利益があるので、豊洲移転がこれ以上延期されたら大田に集団移転するだろう。
それでも小池知事の支持率は80%を超えている。ワイドショーで「エコ」を演じる彼女に、まだ多くの都民がだまされているからだ。百条委員会は彼らに「パンと見世物」を与えて問題をすりかえる愚民政治だが、石原氏の喚問が不発に終わったら小池氏の政治生命も終わるだろう。

小池ファースト劇場、風評被害あおる作戦も豊洲市場に関する科学的な安全は完全に決着がついた

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豊洲市場に関する科学的な安全は完全に決着がついた
3月19日、豊洲市場の土壌汚染対策等に関する専門家会議の第5回が開催された(資料はこちら)。そこで地下水モニタリング調査の再調査の結果が明らかになった。前日にはマスコミに一部情報がリークされていたように、「最大で基準値100倍のベンゼン」という結果であった。この結果を受けて「やはり豊洲市場は汚染されているのか?」という不安の声が出てきているが、私の結論は全く逆である。
再調査の結果によって、豊洲市場の地下の汚染状況が明らかになり、科学的に安全であることが確定した。
これで豊洲市場は法律的にも科学的にも全く問題無いことがはっきりしたため、私はひとかけらの不安も無く、安心して豊洲市場のオープンを待つことができる。
どうかこの記事を読んで、皆様も豊洲市場への不安を払拭していただきたい。

汚染物質の濃度上昇は、地下水管理システムが稼働したため

1月に公表された第9回地下水モニタリング調査の結果は、汚染物質が急激に上昇し、最大で基準値79倍ものベンゼンが検出されたと騒動になった。
専門家会議は測定ミスが有った可能性を指摘し、結果を暫定値とし再調査を行うことになった。
このとき、第9回で急激に汚染濃度が上昇した理由として、
・2016年10月から稼働した地下水管理システムの影響により、地下水が移動したため
・第9回地下水モニタリング調査にミスがあり、間違った測定データになったため
と大きく2つの仮説が上がっていた。
このどちらかなのか?もしくはその他の理由で汚染物質の濃度が上昇しているのか?1月の時点ではその原因を特定することができていなかった。それが科学的に残された課題であった。
誤解しないでいただきたいのは、「基準値79倍ものベンゼン」が科学的に安全か、危険かを議論していたのでは無い。1月の専門家会議で平田座長は「地下水を使うわけではない。(有害物質が含まれる)土壌が飛散することもなく安全に問題はない」と説明している。基準値100倍程度のベンゼンでは、地上にある豊洲市場の安全は全く問題無い。
そして、再調査の結果は
・汚染濃度が高かった29地点を再調査。ベンゼンは最大で環境基準の100倍、ヒ素は同3.6倍を検出した。環境基準が不検出であるシアンを18地点で検出した。
・第9回以降に測定方法が変更されたが、作業内容には問題が無く、暫定値であった第9回の結果を正式な値とする。
となった。
そのため、第9回モニタリング調査以降、環境基準を超える汚染物質が検出された理由は、地下水管理システムの稼働による影響と判断された。
これは1月の時点で、専門家会議でも、また多くの有識者が指摘していた可能性であり、特段に驚くことではない。
汚染濃度が高い場所は平成20年に調査された豊洲市場地下の汚染状況と一致している。僅かに残っていた汚染物質が、地下水管理システムの稼働による地下水の移動に伴って動いたということである。
これまで専門家が見落としていた未知の汚染物質が発覚したわけでも、汚染の除去に失敗したわけでも無い。汚染対策は土壌汚染対策法が定めた安全基準をしっかりと満たすレベルに対策されており、舛添前都知事が宣言した安全基準を十二分に満足している。

だが不可解な測定方法の変更

しかし、結果的に問題の無い測定方法と明らかになったが、第9回以降の測定方法の変更は不可解である。
専門家会議が開催される前に「パージから地下水を採水する時間を、第8回目までは1日以上空けていたのに、第9回調査と再調査は当日に実施した」(NHKニュース)との情報が明らかになっており、第9回調査と再調査の測定結果を信頼して良いのか、問題になっていた。
この点について専門家会議は「パージ終了から、1時間、24時間、48時間で比較したが、大きな差は無かった」と明らかにしている。これにより、第9回調査と再調査の結果は特に問題が無いことになった。
しかし、第9回調査は「パージ水(地下水では無く、井戸に溜まった雨水などの別の水)」を直接測定していたり、パージから30分と極端に短い時間で測定したりと、不適切な測定が混じっているのは確かだ。
パージ水を直接測定するのは、まず測定する対象を間違えているため論外である。本来はこの時点で第9回調査の結果は全て破棄されてもおかしくない。昔、母親にクリスマスプレゼントに「シャーロック・ホームズの本」をお願いしたら、 「ズッコケ三人組の推理教室」を買ってきてもらったくらいの間違いである。
また、採水までの時間が極端に短いと地下水の水位が十分に回復せず、採水した試料に泥が混じる恐れがある。こうなると、測定中に泥の中の汚染物質が拡散するので、非常に高い濃度を検出する恐れがある。
東京都は「環境省のガイドラインには沿っている」と回答している。だが第9回調査の結果は、第8回までの結果となぜ違ったのかが問題視されていたのである。この場合、再調査では第8回までと測定方法を揃えないと比較できないのは当然である。
再調査の結果から、環境基準を超える汚染物質が地下水に残っていることははっきりしたが、その値が100倍なのか、もっと低いのか、それはまだはっきりしていない。
これは東京都のガバナンスの問題であり、しっかりと改善して欲しい。

でも環境基準の100倍の汚染は不安だ、という方へ

そして法律的に安全基準を満たしていると言っても、やはり「環境基準の100倍の汚染物質が地下に有る」と言われれば、不安を覚える人もいるだろう。
だが、安心して欲しい。大丈夫である。
まず、地下の汚染物質は地上には全く影響しない。豊洲市場の建物は厚さ35~45cmのコンクリートで汚染物質を遮断している。土壌汚染対策法が定めた安全基準は厚さ10cmのコンクリートなので十分に厚くて、安全だ。
また、ベンゼンは揮発性なので地上の空気を汚染するという不安もあるかもしれない。これも大丈夫だ。
地下水内のベンゼンが揮発したとしても地下ピットで遮断される。ほとんどありえない仮の仮の話だが、地下水中のベンゼンが全て気化してコンクリートをすり抜けてきたとしても、大気中の環境濃度に達するには環境基準の1000倍の濃度が必要になる。地下水の環境基準100倍のベンゼンは、1桁少ない安全な値である。
そして最も重要なことは、これから汚染物質は減っていき、将来的にはほとんど無くなってしまうということである。
今回、汚染物質の濃度上昇の原因となった地下水管理システムであるが、これは地下水の水位を下げるためのものである。「盛り土」がニュースになった頃、地下ピットに水が溜まっている映像を見た人も多いだろう。地下水管理システムはこのような溜まった地下水を排水し、水位を下げるためにある。現に、2月になって地下ピットの水が全て無くなったことを東京都は公表している(出典:朝日新聞)。
まだ目標であるA.P1.8mまで水位は下がっていないことは課題であるが、地下水管理システムはなんとかその役割を果たそうと稼働している。
そして、地下水管理システムのもう一つの重要な役割が、排水する地下水の浄化である。

地下水管理システムにより、地下水は飲めるほど綺麗になっている

豊洲市場に流れる地下水は、地下水管理システムによって厳格に管理されている。地下水の汚染物質を取り除き、環境基準(排出基準)を満たすまで綺麗にしてから下水道に排水する。さらにアルカリ性も中和しているので、環境に与える影響を最小限にしている。
地下水管理システムの稼働により、豊洲市場の地下に残った僅かな汚染物質が移動して、地下水モニタリング調査の結果に影響を及ぼした。これが専門家を含めて予想外だったことは確かだ。
しかし、地下水モニタリングの結果はあくまで参考であり、豊洲市場の安全性には影響しない。これは先ほど書いたように、舛添前都知事により安全宣言が出ている。
そして、地下水管理システムの下水道に流す地下水を綺麗にするという役目だが、その効果は抜群だ。
「私は豊洲市場の魚を食べたい」でも書いたが、東京都は地下水モニタリングとは別に、地下水管理システムでも地下水の水質をモニターしている。その水質調査の結果は排出基準どころか、環境基準値を下回っているため、豊洲市場から流れ出す地下水は飲んでも良いレベルに奇麗である。このまま地下水の排水と浄化を続ければ、いずれ残った汚染物質も無くなるであろう。
まとめると、豊洲市場の地下には、僅かな汚染物質が残っている。しかし、それは地上に上がって来ないし、もし仮に上がって来ても問題無い程少ないし、下水道に流す地下水は飲んでも良いレベルに綺麗である。つまり、何の不安も存在しない。

豊洲市場は法律的にも科学的にも安全。完全に決着がついた

第5回の専門家会議によって、豊洲市場の科学的な安全は完全に決着がついた。平田座長も「地上は大気の実測値を見ても安全。地下も対策をすればコントロールできると思う」と安全であることを強調している。
そもそも、今まで科学的に謎であったのは、「何故、急激に数値が上昇したか?」である。仮に上昇した数値が本当であったとしても安全に問題が無いことは1月からわかっていた。
しかし、科学的な安全の問題と同時に、「石原元都知事が環境基準まで綺麗にすると約束した」と言う、法律的な安全の問題も議論になっていた。これも1月からの議論の中で、宇佐美典也氏がまとめられたように「豊洲市場に関する法的な問題は完全に決着がついた」。
(もちろん、今回のタイトルは宇佐美氏へのリスペクトを込めたオマージュである)
これで、豊洲市場は法律的にも科学的にも安全であることがはっきりした。完全に決着がついた。
そして、法律と科学以外に安心を求める必要は無い。みんな、安心して豊洲市場の美味しい魚を食べようよ。
何より、これ以上に豊洲市場の安心を求めたら、とても不毛な争いしか生まないだろう。
法律的にも科学的にも安全で納得しないならば、必ず「築地市場と比較して安全・安心か?」という議論になる。
私は2011年に晴海で朝9時からの研修が有った時、大阪から出張研修であったので前泊して(本当は始発の飛行機で間に合ったのだが)、築地市場で朝食を食べたことがある。あの美味しい海鮮丼は忘れられない。
その愛すべき築地市場を貶めて、豊洲市場の安心を求めるのはあまりにも悲しい。
人にも建物にも土地にも市場にも、歴史があり、寿命がある。築地市場はその寿命を迎えたのだから、ゆっくりと休ませてあげたいと私は思う。そして、豊洲市場で新たな水産市場の歴史を築いて欲しい。
早く豊洲市場の魚が食べたーい。

猛反対の民進、旧民主では「そっくり案」を国会提出の過去【テロ等準備罪】

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2017.3.21 22:48更新http://www.sankei.com/politics/news/170321/plt1703210054-n1.html


猛反対の民進、旧民主では「そっくり案」を国会提出の過去

 民進党は「テロ等準備罪」を猛批判し、反対の立場を鮮明にしている。しかし、前身の旧民主党時代の平成18年4月には今回と酷似した発想による共謀罪の修正案を国会に提出していた。
 修正案は対象を当時の政府案の「団体」から「組織的犯罪集団」に改め、犯罪実行のための「予備行為」を処罰の要件とした。対象犯罪は政府案の619から306に絞り込み、今回の政府案とそっくりだった。
 現在も閲覧可能な旧民主党ホームページの修正案の説明では、当時の共謀罪を「話し合いだけで既遂の犯罪」と批判し、「組織的犯罪集団と言えば普通は暴力団やテロ組織」と断定。修正案を了承した「次の内閣」閣議では「小手先の修正ではなく、今の刑法体系とほぼ変わらない抜本的な対案だ」と自賛し、菅直人代表代行(当時)も「この中身であれば極めて限定的だ」と高く評価していた。

ところが自民党が修正案の「丸のみ」を提案すると態度を硬化させ、19年の参院選公約では「新規立法をすることなく条約を批准できる」と立場を一変させた。迷走は続き、旧民主党政権の23年5月、江田五月法相(当時)は国会で「条約締結に伴う国内法の整備はもちろん進めていくことが必要だ」と答弁した。


 民進党の山井和則国対委員長は21日、記者団に旧民主党の修正案について問われると「修正案でも国民の大きなリスクを拭い去ることはできず、ダメだとの結論に至った」と釈明し、かつて自画自賛した法案を切り捨てた。(千葉倫之)

”小池知事の大本営・腰巾着”音喜多「男を見せれるか」

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音喜多先生に送る言葉
一昨日の百条委員会を受けて永田町方面から「昨日で流れが変わるだろう。音喜多先生の政治生命は終わったな。」というような趣旨のメールがなぜか私にいくつか送られて来まして、実際twitter界隈を見ると彼の評判がひどいことになっているので少し思うところをまとめます。
前に一度音喜多先生について書いた時に 、私と彼との関係性については「仲が良くない同級生」と例えましたが、それは今も変わりません。そんなわけでこんなところで私が何か彼に意見しようが、彼が聞き入れる可能性は非常に低いのですが、まぁそれでも私なりに彼について思うことを以下書き連ねます。
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① まず音喜多先生がネット界隈から批判を受けるのは自業自得ではあると思います。都民ファーストの会幹事長就任以降、彼の豊洲問題に関する立ち位置が定まらず、まるで小池知事の大本営・腰巾着”と化して移転延期の正当性を主張しているので、移転推進派を中心とする従来の彼の支持層が「信念を曲げた」とフラストレーションを貯めるのは致し方ないところでしょう。
② また政策面においても「音喜多先生が何をしたいのか」ということが相変わらずよくわかりません。なので正直私から見ると、都政をかき回して混乱を作り、そのキーマンとなることで自身がのし上がるための機会を無理やり作っているようにしか見えません。
③ そもそも音喜多先生は舛添知事を徹底的に吊るし上げ、確たる証拠もないまま内田茂都議を「都議会のドン」と貶めて今の地位を作ったのであり、今回百条委員会で石原慎太郎元知事を吊るし上げようとしてそれに失敗した以上、これら大物と違って批判するだけで実績の乏しい音喜多先生自身が批判の対象となっても仕方ない立場ではあると思います。
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とまぁ一言で言えば「信念がない、政策がない、実績がない」と苦言を呈しましたが、こんなことは私が指摘しなくても、彼自身よくわかっていることだと思います。問題は「これからどうするか?」ということなのだと思います。私自身は今後以下のような行動をとることで、上にあげたような評価を音喜多先生自身が覆してくれることを期待しています。
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①まず音喜多先生には「小池知事に対してきちんと物を言える」ということを示して欲しいところです。例えば、現在専門家会議の場においてモニタリングデータの悪質な事前リークが問題視されていますが、この件について小池知事の責任をきちんと追及する、という役割を果たして欲しいと思います。
②続いて音喜多先生には「政治家として、具体的に、一体何がしたいのか?」ということをしっかりと政策としてまとめ上げて欲しいところです。この点、これまでのようにブログであっちやこっちに口を突っ込むのではなく「豊洲・築地市場移転問題を具体的にどのように解決するのか?」ということを示して欲しいと思います。例えば、豊洲の「安全・安心」を都として宣言するためにはどのような要件を果たせばよいのか、具体的な指標を示して欲しいところです。なおこの点別途まとめますが、私自身としては「安心」を「将来的なリスクへの対処方針が示されていること」と捉えて、「A.P1.8m以下まで地下水位が低下する見通しが立つこと」を具体的な要件とすべきと考えています。
③最後に、音喜多先生はこれ以上誰かを批判して名を上げようとする行為を控え、残りの任期で確実な実績を一つあげて欲しいところです。これまでもDenaのwelq問題の追求などに関して実績を上げているところですが、建設的な意味において確実な実績があっても良いと思います。この点、彼自身がまさに当事者である育児政策などについて、予算を通すとともに、それを利用者に使いやすくするためのネットを通したユーザーフレンドリーな広報チャネルの拡大の取り組みを政策当局に確約させて欲しいところです。この点はまさにマーケティングを専門とする彼が得意とするところでしょう。役所というのは得てして予算をつけた段階で満足して、それを利用するユーザーのことを考えない傾向がありますから、この点に関して都議会議員が情報を追って改善をしつこく要求することは非常に重要です。
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さて最後になぜこのような記事を書いたのか、ということなのですが、私自身ここで彼が政治家として自らの力と意志で自分のポジションを立て直さなければ、もう彼の政治生命はないと思っているからです。冒頭の「音喜多先生の政治生命は終わった」というメールは永田町のかなり中枢から寄せられたものです。

前にも指摘しましたが、音喜多先生は敵ばかり作って来たので、ピンチに陥った時に助けてくれる味方はほとんどいません。今彼が自ら自分自身のポジションを立て直して、古い言い方ですが「男を見せなければ」、彼は政治のプロの間で”小池知事の腰巾着”として見なされ日の目を見ることはなくなるでしょう。


私は音喜多先生のことを友達とは思っていませんし、彼も私のことを友達とは思っていないと思いますが、私としても数年近くにいた身として多少の情はあります。なんとか立ち直って欲しいと願うところです。
ではでは今回はこの辺で。

編集部より:このブログは「宇佐美典也のblog」2017年3月21日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は宇佐美典也のblogをご覧ください。

民進党の「良い点」を聞いてみたところ…

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2017.3.23 01:00更新http://www.sankei.com/premium/news/170323/prm1703230006-n1.html

【阿比留瑠比の極言御免】
フェイスブックで民進党の「良い点」を聞いてみたところ…案の定なコメントが続々

 政府・与党が緊張感を保ち、自らを厳しく律しながら政権運営を行うためには、健全で強い野党の存在が必要である。だが、野党第一党の民進党の現状はどうか。産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が18、19両日に実施した合同世論調査では、民進党の政党支持率は8・4%で、2月の前回調査より2・4ポイント減っていた。
 学校法人「森友学園」問題をめぐって連日、安倍晋三首相や夫人の昭恵さんを責め立て、ワイドショーをはじめテレビにさんざん露出した揚げ句、むしろ評価は下がったのである。
 いかに他者を批判し、おとしめようが、それは自分の価値を高めることにはならない。民進党は、そんな当たり前のことを実践し、われわれ国民に見せてくれているようだ。
 「あれ(旧民主党政権)よりマシじゃないかということで、安倍内閣に支持が集まっている」
 民進党の前原誠司元外相は12日の定期党大会後、記者団にこんな分析をしてみせた。確かにそれも正しいだろうが、いつまでも過去のせいにしていても仕方がないはずである。
 民進党の長所や美点、つまりセールスポイントは何だろうか。活路を見いだすためには、国民にそこを訴えていくしかないだろう。そう考えた筆者は、11日付の自身の私的なフェイスブック(FB)に、以下の投稿をした。
 「誰か民進党の良い点、他党より優れているところを教えてください」

読者と疑問を共有したのか反響は大きく、しばらくすると書き込まれたコメントは500、「いいね」は4100を超えた。FBを始めて4年半近くになるが、それまでに例のない反応の多さだった。
 民進党の良い点に関しては、予想通り「ブーメランの名手」「ブーメランの的中率」といったコメントが目立った。ただ、いかにブーメランの精度が高かろうと、それで民進党が浮揚するとも思えないのでそれは置いておく。
 「民進党の主張と反対の政治をやっていれば間違いない」「首相なんて誰がやっても同じじゃないことを教えてくれた」「こんな大人になってはいけないと教えてくれた」
 前原氏の言葉とも一部重なるが、「全ての点での反面教師」などと、反面教師としての存在意義を指摘する人も多かった。ただ、反面教師にとどまっていては未来はないだろう。
 「50年かかっても気付かなかった自民党の良さを、たった3年で気付かせてくれた」「自民党の支持率を上げるために全力を尽くしている」
 政府・与党の安定のために、このまま存続していてもらいたいという意見も少なくなかった。とはいえこれは、民進党にとってはうれしくない話のはずだ。
 そして最も深刻だと感じたのは、次のような見解が一番多かったことである。
 「(良い点は)何もない」「ありません」「思いつかない」「私も教えてほしい」「真面目に考えたが、何一つ思いつかない」

 中には「設問が無慈悲過ぎる」「これほど難しい質問はない」「むちゃな質問をしないでほしい」「阿比留さん、そろそろあきらめてください」などと、筆者の問いかけ自体が無体だという反応もあった。
 批判ばかりで売り物のない政党に、誰が何を期待するだろうか。民進党は、もっと本気で変わろうとしないと、ますます見放されていくのではないか。(論説委員兼政治部編集委員)

選挙互助会には無理な相談だがや。都議選は「空前絶後で超絶怒涛な公約」を待望してます

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都議選は「空前絶後で超絶怒涛な公約」を待望してます
ども宇佐美です。
今日は雑談です。そろそろ都議会選挙を見据えて各政党から公約なり、談話なりというものが出始めています。
例えば維新の会は都議会議員数を5分の1にするという公約を出したり、都民ファーストの会の音喜多幹事長は「自民党が都民から5万円奪った」とインタビューで答え法人二税の地方移転や都心での大学新設の抑制政策を批判して息を挙げています。
今後自民党や公明党も動きを見せてくることになるわけですが、こうした保守政党がどうしても組織構造上全国に配慮して再分配政策を主張しがちなの対して、維新の会なり都民ファーストの会なりといった都市型の新興政党はそうした既存の構造にとらわれず自由にものが言えるわけで「改革」というものを引っ張ていける立ち位置であるはずです。
そういう意味ではこの二つの政党には、一都民として私も”一応”期待はしているわけですが、現状では出てくる話が「議員と役人の人件費を減らして身を削ります」なり「都民に5万円返せ」なりどうにもみみっちい財布の話で、どちらの党からも”少なくとも今のところ”は「日本の中で東京がどのような役割を果たしていくのか」、というビジョンが見えず本当にがっかりしています。。。本当に。。。
他方振り返って見ると、今や悪人扱いされている石原慎太郎氏は、ディーゼル車排ガス規制、環状道路計画、羽田空港再開発、お台場開発、不法移民対策、歌舞伎町浄化、東京マラソン、東京オリンンピックという新機軸を打ち出し実行して我々の生活を変えてくれましたし、豊洲なりカジノなりといったやりかけで終わった仕事もここにきて実現が見えてきて、やっぱり凄い人だったのだなと感じるわけです。以下彼の1期目の公約ですが、改めてその端的なメッセージ性に感心するわけです。
  1都が主導の債券市場にYES
  2踏切のない東京にYES
3健康を損なう排ガスにNO
4福祉に立ちはだかる規制にNO
5借金漬けの財政にNO
6横田返還にYES
7首都移転にNO
8住みやすい東京にYES
9命が守れない危機管理にNO
10新しい道徳教育にYES

やっぱり石原慎太郎という人は我々に夢を見せてくれていたのだなと。東京が日本を引っ張った時代は確かにあったのだなと。その後2期、3期と重ねる中で当初ほどの勢いがなくなり新銀行東京の失敗などもありましたが、それでも羽田拡張、東京マラソン、東京オリンピック、日比谷高校など都立高校の復活やなんかは彼なしでは実現しえなかったように思えます。今渦中の豊洲移転計画なんかもね。
私としては維新の会なり都民ファーストの会なりも、数万円単位のみみっちい金の話ばかりではなく、こうした東京という街の規模にあった夢をもう一度私たち、というか私に、見せて欲しいと切に願うわけです。そんなわけで今はみみっちい話が先行している都議選の公約ですが、本番までに空前絶後で超絶怒涛の公約を用意して私たちに「イェ〜〜!!!!!!!!!!!!!!」と叫ばせてくれると信じています。。。お願いしますよ。。。
やっぱり少子高齢化・人口減少・社会保障財政の危機という大きな日本全体のマイナスの流れの中で、その流れに立ち向かうような、「東京の出生率を2.5まで引き上げる」とか、「75歳まで働ける社会」とか、「観光消費を倍増させて経済を成長させる」とか、「生活コストの引き下げ」とか、そういった時代を先取りしたわかりやすい骨太なメッセージが欲しいんですよ。
おれ嫌だもん、どっかのBBAが言っていたような「平等に衰退していく日本で住み続ける」なんて、絶対に。団塊の世代以前の人だけ高度成長で夢見てバブル味わって社会保障費吸い尽くすなんてずりーよ。
東京都はさぁ、みみっちいこと言わないで、俺らの世代にも21世紀の夢を見させてくれよ。そして俺らの次の世代にも。

そのために私も「天壌無窮の皇運を扶翼する」ような頑張りを生きている限りは見せるつもりですので。ではでは今回はこの辺で。

おときたファーストだねー。前代未聞 ! 休憩中にアノ議員が帰って都議会混乱

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前代未聞 ! 休憩中にアノ議員が帰って都議会混乱
東京都議会議員の川松真一朗(墨田区選出・都議会自民党最年少)です。 

運命の3月24日

さて、3月24日(金)の東京都議会では前代未聞の事が起こりました。
まず、24日は予算特別委員会(予特)の理事会と豊洲市場移転問題特別委員会(市特の理事会・委員会)が予定されていました。
双方課題はあって議論は紛糾致しました。両委員会とも理事会で様々な議論がなされたようですが、理事会は非公開であり私はメンバーではないのでここでは内容については触れません。しかしながら、日付も変わる攻防で予算特別委員長と夕方から一緒におりましたので大体の流れは把握しておりますので、事実のみを記したいと思います。
市場特別委員会については、日付が変わってから、最終的に全会一致で今後とも継続審議を行っていく事が決定しました。

午前3時の驚天動地

それが終わって午前3時30分前頃に、突然に議会棟が騒がしくなりました。それは24日の午前中に開かれた「予特・理事会」が休憩中になっており、いよいよ明け方(25日)に事態が動くかと言う時に議会局職員から他会派の先生方が帰っていますという報告が届きました。鈴木委員長にしてみれば???な状態です。 
あくまで理事会・休憩中はいつでも委員長が開くと言えば理事の議員が集まるのがルールです。それなのに、委員長や議会局職員にも知らせずに議員がお帰りになってしまったのです。私達は事態を把握出来ずでしたが音喜多議員のツイートにこんなものが。

まず散会になっていません。証拠として、各委員会の開催状況を示すインジケーターには休憩中の緑のランプが点灯したままです。
どうも非自民連合の皆さんは「委員長が出現せず」という認識だという事が分かりました。しかしながら、委員長は中立公平の立場で今回の委員長職を務め上げるという立場から、個別に各会派と交渉するのはそれぞれの代表となる交渉役(国対のようなもの)がまず優先であり、ご本人はその推移を見守っていたのです。これを一方的に、現れずという解釈で、休憩中に皆帰ってしまうという凄い荒業を見させて頂きました。 

与野党逆転の余波

私はこの一連の動きの根本要因は、知事与党と知事野党が入れ替わっているのに、各委員の頭の中での認識が入れ替わっていない事かなと思います。これまで、都議会自民党は少なくとも単独で知事与党として決して過半数は持っていなかったものの、各案件を処理する為にそれぞれの立場にいる人達が走り回って合意形成に努力をしてきました。それが、知事案件を議会通過させる為の矜持だったのです。
しかしながら、今、自民党は「与党」ではありません。つまり、話をまとめるのは非自民連合にあるのです。自民党側は議会ルールに従って、地道な委員会運営で交渉を続けているだけなのですが。

新たな市場チーム設置も

しかも、金曜日の小池知事記者会見で「市場のありかた戦略本部」立ち上げを発表されました。この件については、まだ審議もしていないのですから、今まで審議時間が足りないと訴えてきた自民党にとっては、更に審議時間が欲しいという主張になるのは当然で、多くの皆様にご理解頂けるはずです。かつ、今は4月からの新年度予算の審議についての委員会です。市場PTは知事が市場移転で重要と位置付ける組織ですが、その任期は3月31日です。ここも新年度に関わってくる話なのです。
とにかく、委員長より本日の13時に休憩中の理事会再開についてという案内が出されました。マスコミ各社にも朝4時頃に議会局のプレスリリースが出されたようです。私は理事会に入れませんが、全理事議員が真剣勝負で都政を語っている状況なのは間違いありません。 

休憩中に帰る想定無し

尚、私は5時頃に帰宅しましたが、議会規則等の文書をあらあら探しましたが、休憩中に議員が帰ってしまうという想定・前提は無く、今日の13時以降の運営に議会局職員も相当頭をひねる事になります。

小池ファースト、豊洲でトーンダウン「旗印には考えていない」。責任追及への“予防線”も

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小池氏、都議選で秘策 豊洲でトーンダウン、責任追及への“予防線”も (1/2ページ)

http://www.zakzak.co.jp/society/politics/images/20170326/plt1703261000001-n1.jpg
豊洲問題に切り込む小池氏。都議選の争点にはしないのか?【拡大】
 東京都の小池百合子知事が方向修正した。「都議選(7月2日投開票)の争点となる」としてきた築地市場(中央区)の豊洲市場(江東区)への移転問題について、

「旗印には考えていない」と発言をトーンダウンさせたのだ。

豊洲問題が長期化の様相を呈し、自身への風当たりも強くなるなか、新たな策を模索しているようだ。

 小池氏の発言が後退したのは24日の定例会見。

 小池氏は、市場移転の可否を判断するために新たに「市場のあり方戦略本部」を設置すると発表した。戦略本部は、トップに中西充副知事がつき、関係部局の幹部らで構成する。築地、豊洲が抱える課題を整理し、物流変化や事業の継続性を含めて将来的な市場の在り方を議論するという。

 豊洲市場をめぐっては、地下水から環境基準を超える有害物質が検出され、すでに専門家会議などが土壌汚染対策の検討を進めている。

 小池氏はこうした検討に加え、戦略本部で市場の在り方をまとめ、移転可否の判断に反映させる考えだ。

 会見では、市場の移転時期に質問が集中したが、小池氏は「都民の信頼と納得を得る方法を模索する。1つ1つプロセスを踏んで、しかるべき時に総合的な判断をしていきたい」と説明した。

 これまで、豊洲問題は都議選の争点になると語ってきたが、「他にもテーマはいっぱいある。それを旗印に掲げてどうこうとは考えていない」と発言を後退させた。

 豊洲移転を延期した小池氏に対しては、最近、都議会自民党だけでなく、外部の識者も「早く決断すべきだ」などと早期移転を迫っている。築地の問題も指摘されるなか、豊洲問題が都議選の争点となれば、自身も責任を追及される可能性があり“予防線”を張ったとの見方もできそうだ。

 とはいえ、産経新聞とFNNによる最新の合同世論調査では、小池氏の支持率は前月比1・8ポイント増の79・3%で衰えを見せない。長引く豊洲問題が都議選にどれだけ影響を及ぼすかは、まだ見通せない。

民進・辻元清美に新たな「3つの疑惑」

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2017.3.28 00:19更新http://www.sankei.com/politics/news/170328/plt1703280002-n1.html

【森友学園問題】
民進・辻元清美氏に新たな「3つの疑惑」

 学校法人「森友学園」(大阪市)の国有地払い下げ問題をめぐり、民進党の辻元清美元国土交通副大臣に関する「3つの疑惑」が新たな争点に浮上し、日本維新の会などが追及姿勢を示している。学園の籠池泰典氏の妻、諄子氏が、安倍晋三首相の昭恵夫人とのメールのやりとりで、辻元氏に複数回言及したからだ。民進党は誤った内容だとメディアに情報を広めないよう「忖度(そんたく)」を求めるが、籠池氏の発言に依拠して首相らを追及しながら、都合の悪い妻の言葉は封じようとする矛盾に陥っている。(水内茂幸)
幼稚園侵入
 「辻元清美議員のやらせ、を明らかにしていきます」。維新の足立康史衆院議員は25日、自身のツイッターでこう表明した。
 1つ目の疑惑は、1日の諄子氏のメールにある辻元氏が「幼稚園に侵入しかけ 私(わたし)達(たち)を怒らせようとしました」(原文ママ)と記載された部分だ。
 民進党役員室は24日発表の見解で「そのようなことは一切なく同議員は塚本幼稚園の敷地近くにも接近していない」と否定した。


 辻元氏は2月28日、民進党視察団のメンバーとして豊中市の小学校建設予定地などを視察。

辻元氏は21日の党視察団にも参加したが、同日の視察団は大阪市の塚本幼稚園を訪れ、籠池氏に面会を断られている。

作業員派遣
 2つ目の疑惑も、3月1日の諄子氏のメールに記された辻元氏が作業員を、小学校建設現場に「送り込んだ」というものだ。
 メールには「嘘の証言した男は辻元と仲良しの関西生コン(※連帯ユニオン関西地区生コン支部とみられる)の人間でしたさしむけたようです」「孫請業者の作業員がその委託社長がしてないといったのにもかかわらずその三日だけきた作業員が辻元清美が潜らせた関西なんとか連合に入っている人間らしいです」(原文ママ)とある。
 辻元氏が代表を務めた政党支部「民主党大阪府第10総支部」の平成26、27両年分の政治資金収支報告書によると「大阪兵庫生コン経営者会」からそれぞれ献金を受けた。ただ、民進党関係者は「諄子氏が指摘したであろう作業員は辻元氏と面識はない」と述べる。野田佳彦幹事長は今月27日の会見で「(諄子氏らが)根も葉もないことを根拠にやりとりした」と否定した。
14億値引き
 第3の疑惑は、学園の小学校建設地に隣接する「野田中央公園」についてだ。
 同公園はもともと国有地。平成22年10月12日の豊中市議会での市側説明によると、国との契約金額は14億2386万3000円。これが計14億262万円の国庫補助金などを得て、最終的に市の負担は2124万3000円で済んだ。


 市に交付された国庫補助金は、リーマン・ショックの経済対策目的などで、麻生太郎内閣が平成21年度補正予算で決めたものだ。ただ、辻元氏は21年9月から22年5月まで民主党政権で国交副大臣を務めたこともあり、同年10月の豊中市議会では質問者から「政権が代わったからこうなったのか」などの指摘も出た。
 一連の問題では党役員室が24日、「メディア各位におかれては、このような誤った内容を拡散しないよう強く求めます」とのコメントを出した。首相には説明責任を強く求め、昭恵夫人の証人喚問を主張しながら、報道には自主規制を要請したように受け取れる。
 これに対し、26日のフジテレビ番組では、維新の足立氏が「民進党が昭恵夫人(の証人喚問)にこだわるのなら、辻元氏も」と喚問を要求。民進党の玉木雄一郎幹事長代理が、「間違ったことを言わないで」と否定する一幕もあった。
 玉木氏は26日、ツイッターで、辻元氏が「27日午後に会見する予定。逃げも隠れもしない」と報告。だが27日には、「昨日のツイッターには『予定』としか書いていません」と書き、会見は行わないと訂正した。
 
 産経新聞は27日昼すぎ、一連の問題について辻元氏に質問状を送った。辻元事務所は同日「事実関係の確認が必要なものが含まれている」として「明日確認が取れた段階でご返答させていただきます」と答えた。


安倍昭恵さんへの郷原氏の攻撃などへの疑問

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安倍昭恵さんへの郷原氏の攻撃などへの疑問
森友事件はまことにつまらない事件だ。国会で証人喚問をし、財務省幹部を参考人として出席させて質疑をしながら、価格が結果として不当に安かったということすら論証できてない。首相が自分や夫人がかかわっていたら辞めるとか余計なことをいったから大事になっているが、100万円の寄付など渡していたとしても何が問題なのか。昭恵夫人が世間知らずのお嬢様で愚かだというだけのことでないか。
本件について、ネットの世界ではいろんな話が乱れ飛んでいるが、ご存じないかたもおられるだろうということで、控えめながら少し紹介をしておきたい。
元検事の郷原信郎さんの論考はなかなか鋭いものが多く愛読しているが、本件についてはあまり賛成できない。
アゴラでも掲載された、「昭恵夫人Facebookコメントも“危機対応の誤り”か」というものは、FBでの見解は昭恵夫人が自分で書いたものでないのでないのでないかというものだが、誰が下書きをしたにせよ昭恵氏の文責によるものであるし、また、谷さんをはじめ、随行者の助けを得て記憶を呼び起こしてもらってまとめるのが何の問題があるのか?
軽い気持ちでSNSに投稿している人が批判を受ける立場に立ったら、家族、同僚、さらには弁護士などと相談して、弁解を書くのを手伝ってもらうことは普通だし、それを自分の責任でSNSに投稿したら、文体がいつもと違い、また、慎重な言い回しだから、本人の投稿でないと言うことになるのか。
また、Facebookで「昭恵夫人・籠池氏の当時のやり取りについての客観証拠がなく、昭恵夫人に「全く記憶がない」中で、この竹田氏の話(【竹田恒泰氏、籠池理事長を酷評 「ホントしつこい。金出してくれって散々言われたんです」】)は100万円寄付の有力な間接事実だ」という投稿をしていたのも、ずいぶん乱暴だ。
「竹田恒泰氏に金出してくれと頼んだということがあった」ということが、「安倍昭恵さんが頼まれて本当に出したと推察すべき間接事実だ」としているのだが、正直言って、元検事さんがおっしゃるところの間接事実というのはずいぶん飛躍があるのにビックリした。
ともかく、誰も見てないところでのやりとりがなかったと証明しろというのは無理な相談だ。でまかせの可能性が強いもので、もう一方が強く否定していることを報道するのは、それなりの証拠に近いものがあるとか、証言者の言っていることが相当に信頼度が高いときに限られるべきだし、報道するとしても、「まったく一方的な証言であり、証言者が数々の嘘をついていることからして信頼性は低い」と言葉を添えるのが普通だろう。
なにしろ、天皇陛下が来たとか、安倍首相が来たとか嘘を並べて金を集めていたことを自分でも認めている人物の言うことと、少なくともこれまで虚偽を言っていると何も論証されていない昭恵さんとを比べれば、五分五分の真実であるがごとく報道するのはおかしいだろう。
一方、安倍昭恵さんと籠池夫人のあいだでのメールのやりとりのなかで、辻元清美氏について言及した部分は、マスコミは本人が否定しているとして削除して報道している。これは、それだけ取り出したら正しいかもしれないが、少なくとも籠池氏が安倍昭恵さんの寄付のことを語っているのを報道していることとのバランスはおかしいのではないか。
民進党が報道するなと申し入れをするのもおかしなことだ。さらに、語るに落ちたのは、玉木雄一郎氏が「ネット等で辻元議員に関する情報が出ていますが、すでに党からコメントを出しているとおり事実無根です。また、明日午後、本人が公式に記者会見する予定です。逃げも隠れもいたしません」としておきながら、「昨日はあまりにデマが酷いので、辻元議員が会見しますと書きましたが、すでに党として公式コメントを出しており、また、本件で問題をすり替えようとうごめいている方々がいらっしゃるようなので、会見は行わず従来どおりの対応といたします」とツイッターで書いたのは余りにも不自然だ。
辻元氏は野党の力のない陣笠ではない。数年前には国土交通副大臣であり、しかも、この地域の関係業界に幅広い人脈がある有力政治家なのである。
さらに、文芸評論家の小川栄太郎氏による一連の発言のなかで注目すべきものがある。
『10日夕方から、籠池理事長と電話のやり取りをし、メディア対応に限定した助言を数回やり取りした。ところが、3月15日夜、理事長の電話に出た夫人から「昭恵さんに裏切られた。許しません」と突然言はれ、一方的に電話を切られた。朝までの理事長とのやり取りは丁重なものだつたので驚いた私は昭恵夫人に即座に電話し、何かあつたのか尋ねたが、この数日連絡をとつてをらず何もしてゐないとの事だつた。
・・・3月15日の昼間何があつたのか。東京で籠池夫妻は菅野完氏に会つてゐる。そこで籠池氏の態度が180度変つたのである。メールから確実に推定されるのは、菅野氏が籠池氏に「安倍総理が地検に云々など」と荒唐無稽な話をそこで吹き込んだのだらうといふ事だ。又、安倍総理からの寄付金100万円を「振込用紙」と共に主張しだしたのも16日で、これも菅野氏の仕込みであらう。
・・・ 菅野氏は一人で仕込んだのか。菅野氏の仕込みと野党4党は無関係なのか。菅野氏はその後、マスコミから急に姿を消したが、何故なのか。実際菅野氏の仕込みの直後、籠池氏に野党4党が面会した。面会内容は非公開の約束となつてゐるといふが、証人喚問前に証人と召喚する側の非公表の面会などが許されるのか」』
この意見はかなり説得力があると思う。どうしてこういうことも報道しないのか。

田原総一朗の元アシスタントと結婚の蓮舫、二重国籍・100万寄付・・・

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田原氏が蓮舫二重国籍を知ってた可能性が昭恵寄付より高い ?
『安倍昭恵・首相夫人から100万円を直接渡されたと、国会の証人喚問で明言した。その内容は具体的で「100万円の寄付はあったのではないか」という印象を与えた』
『現時点では「寄付があった」という決定的な証拠があるわけではない。だが、一方で「寄付がなかった」という証拠もない。籠池氏の証人喚問が終わっても、真相ははっきりしないが、100万円の寄付はあったのではないかという気もするのである』
とおっしゃっている。
しかし、これはひどく乱暴だ。まず、密室でのやりとりが信じるに値するとするのは、その証言者がいっていることがだいたいにおいて間違いない信頼に足る人物であることが前提だ
しかし、「天皇陛下が来た」とホームページに載せておきながら、「その事実はない。HPにそういうことを載せているとは知らなかった」といっているこの人物のいうことがまったく信用ならないものであり、社会的に受け入れがたいということは明らかなのではないか。その陛下が来られたというHPの記述だって十分に具体的だ。
安倍首相が来たというのも嘘と認め、はしごを外されたといっている松井知事とは個別に面談したことすらないと訳の分からんことを証人喚問でもいっている。
安倍夫人の寄付の話は、苦し紛れの状況になってから言いだしたものだ。そして、菅野氏が入れ知恵を始めてからのものだ。当然、念入りに準備されたものと見るべきだ。それがあたかも小説がごとき具体性をもっているとしても不思議ではない。
人払いをしたというのも、夫人の行動監視というと言い過ぎかも知れないが、脱線しないように目を光らしているはずの秘書たちを振り切るのも難しいだろうし、園を出てからすぐの口止めのような電話も秘書や運転手が聞いているところでしたというのも不自然だ。
それでも田原氏が寄付はあったというなら,もう少しましな根拠を示すべきであろう。これでは、拉致被害者が死んだと言ったときと変わらぬ軽率さだ。

田原氏は蓮舫氏の二重国籍を知っていたのか

それから、田原氏についてぜひ知りたいのは、蓮舫氏の二重国籍を田原氏が知っていたかどうかだ。以下は、『蓮舫「二重国籍」のデタラメ』(飛鳥新社)に私が書いた内容の要約だ。
田原氏は『週刊朝日』(2016年9月30日号)に何とも大甘の蓮舫擁護のエッセイを書いた。どんな非行をしても、可愛い孫娘が悪いはずないと言い張るお祖父ちゃんの風情で微笑ましいとも言えるが、オピニオンリーダーとしての矜持は感じられない。
それより、田原氏は二重国籍を知っていたのでないかという疑問がある。朝日新聞に出たテレビ朝日の番宣記事で蓮舫は二重国籍であることを明言していたのだから、テレビ朝日関係者に広く知られていたはずだ。また、その後、二重国籍について知っていたことが明らかになっているマスコミ人には田原氏に近い人が多い。 まして、蓮舫の配偶者は田原氏の元アシスタントで仲人は田原氏の野党人脈のキーパーソンである高野孟氏だ。この状況では、田原氏は二重国籍を知っていた可能性は非常に高い。
すでに多くのマスコミ人が二重国籍のことを聞いていたことがあると明らかになっている。彼らはそれを知っていながら沈黙を守っていたとしたら社会的責任がある。そういう人たちに限られた資源である電波が独占され、国民の知る権利が阻害されていることこそ問題だ、日本人の知る権利をもっとも阻害しているのだ。
『週刊朝日』の記事に拠れば、田原氏は「蓮舫氏は、85年に台湾籍を抜いたものと信じ切っていたため、いずれの手続きもしないで過ごしてきた」といっている。しかし、9月のはじめに辛坊らがだまされた言い草を9月末になっても信じているとは信じがたい“情報弱者”ぶりだ。
「厳しい疑問を受けて、念のために、9月6日に除籍の照会をした。すると12日に、実は除籍されていないという返事が来たのだという」などといった趣旨のことをいっているが、照会しなくともすぐわかったことだと一般に理解されていると思うが、田原氏はそんな簡単に言い分を丸呑みにするのか。
「繰り返しになるが、蓮舫氏は台湾籍を放棄したものと思い込んでいたのであって、曖昧にしていたのではない」と仰るが、何を根拠にそんなことが言えるのか。本人は二重国籍を吹聴していたのであって、しかも、田原氏の取り巻きといってよい人たちがそれを扱ったインタビューなどの相手だ。
「参院議員になるとき、あるいは閣僚になるときに二重国籍がチェックできていなかったとすれば、むしろ国家のチェック機能そのものに問題がある」というが、悪事を防げなかったら国の責任で本人の責任は二次的なものという論理は驚天動地だ。
田原氏は「確かに容易ならぬ手抜かりではあるが、彼女が台湾籍を有していたことで、具体的に何か不都合な事態が生じたのであろうか。民進党の代表選でも、他の候補者からこの件での蓮舫批判は生じなかった」というが、二番ではダメかというのはやっぱりそういうことだったかと多くの人が思っているのであるし、民進党内では泥仕合になるので具体的に表で追求するのを遠慮しただけだ。
しかも、最初から国籍選択すらしていなかったと言うなら展開は違ったはずなのであって「民進党の議員たちは、彼女が混乱を招いたことを謝罪して、すぐに台湾籍放棄の手続きをしたことで、事実上、事態は終わったと考えているのであろう」というのはいかにせん乱暴だ。

多くのメディア関係者は間違いなく知っていた

蓮舫氏の二重国籍について、多くのメディア関係者は間違いなく知っていたのである。なにしろ、朝日新聞に掲載されたテレビ朝日の番組宣伝記事で「在日の中国国籍」といっているのだから。
その状況で、番組で蓮舫氏を抜擢し、自分のアシスタントが蓮舫氏と結婚したという田原氏が知らなかったとしたら、よほど、間抜けだ。
といっても、断言など私もよくしないが、これだけ並べただけで、田原氏が安倍昭恵氏による寄付はあったのでないかと推測するよりはよほど具体的な根拠は示せていると思う。
そして、もし、田原氏に限らず、メディア関係者が蓮舫氏の二重国籍を知っていながら、参議院議員になり、大臣になり、民進党の代表になろうとしていた過程で、沈黙していたとすれば、それは許されることなのだろうか?少なくとも、我々が二重国籍問題を取り上げ、一部からデマローグ扱いされていたときに沈黙していたのはなぜなのか?
そして、指摘が正しく、かつ、蓮舫氏自身が知らなかったはずはないことが明らかになっても、なお、蓮舫氏は知らなかったはずだとかいい、それも嘘らしいとわかってもメディア関係者から謝罪一つないのは腑に落ちないのである。
そして、その一方で、(もちろん寄付がなかったと100%の断言などできないが)、安直にまったく信用できない人物の一方的な発言を取り上げて、「あったと思う」というのは、ちょっと安直にすぎるのではないか。
さらに、今晩の報道ステーションでも、民進党の斉藤嘉隆議員が、「寄付を否定するなら根拠を示さなければならない」と指摘したと追及した場面は細かく放送したが、首相が辻元氏が公の場で説明していないことを念頭に、「御党の辻元議員との間にも、同じことが起きている。今日の新聞に『3つの疑惑』と出ていましたね」「いっしょにするなというが、辻元議員は真っ向から否定している。これも証明しないといけない」と指摘し辻元氏への説明を求めた部分はまったく削除して放送。これでは、国民の知る権利は蹂躙されたといわれても仕方あるまい。
蓮舫「二重国籍」のデタラメ

二重国籍・蓮舫泥船・民進に新派閥、「松野派」発足へ

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2017.3.30 17:35更新http://www.sankei.com/politics/news/170330/plt1703300022-n1.html


民進に新派閥、「松野派」発足へ

 民進党の松野頼久元官房副長官らが30日、国会内で会合を開き、新派閥「創新会」を4月6日に発足させることを決定した。旧維新の党出身議員計13人が参加する。蓮舫代表に批判的な松野氏が会長に就任する。グループではなく、「松野派」として活動する方針。

いまさらの築地改修議論だと小池ファースト劇場

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2017.3.31 21:35更新http://www.sankei.com/politics/news/170331/plt1703310031-n1.html

【豊洲問題】
小池百合子知事「2017.3.31 21:35更新

 築地市場(東京都中央区)の豊洲市場(江東区)への移転問題で、小池百合子知事は31日の定例会見で、市場問題プロジェクトチーム(PT)が提示した築地市場の改修案について「一案として受け止めている」と述べ、移転可否の判断に向けて立ち上げる庁内検討組織「市場のあり方戦略本部」で議論する方針を明らかにした。
 小池氏は4月3日に戦略本部の初会合を開くことを発表。土壌汚染対策などを検討する専門家会議、市場PTの意見を踏まえ、戦略本部で議論する意向で、「物流環境の変化を踏まえて市場の将来の課題を整理し、総合的な(移転可否の)判断につなげる」と語った。戦略本部で結論を出す時期については明言しなかった。
 同問題をめぐり市場PTの小島敏郎座長(青山学院大教授)が3月29日、築地を移転せず現地で改修する案のたたき台を発表。工事費500億~800億円で設計1年、工期6年と設定し、今後、PTとして精査する方針を示している。
 築地の現地再整備計画は営業しながらの工事が難しいとして頓挫した経緯があるが、小池氏はこの日の会見で「東京駅(復元工事)など営業しながら徐々に変えていった例がある。これから戦略本部で議論していきたい」などと語った。

民進党、辻元清美の「3つの疑惑」記事の抗議、産経の反論

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2017.4.2 01:00更新http://www.sankei.com/premium/news/170402/prm1704020026-n1.html

【水内茂幸の野党ウオッチ】
拝啓 蓮舫様 辻元清美氏の「3つの疑惑」記事の抗議ですが、何か勘違いされていませんか?

 拝啓 民進党代表、蓮舫様 
 どうしてもあなたがおっしゃられた言葉の意味がよくわかりません。報道に携わった経験をお持ちの先輩として、教えてください。
 学校法人「森友学園」(大阪市)問題をめぐり、安倍昭恵首相夫人と学園の籠池泰典氏の妻、諄子氏が交わしたメール内容を踏まえ、私は3月28日付朝刊で、辻元氏に関する「3つの疑惑」と題した署名記事を書きました。「疑惑」とは、(1)辻元氏が学園の塚本幼稚園に「侵入しかけた」のか(2)辻元氏が小学校の建設現場に「作業員を送り込み」、メディアに間違った情報を発信させたのか(3)大阪府豊中市の「野田中央公園」に関する国庫補助金支出への関与の有無について-の3項目です。
 (1)と(2)は、本文で諄子氏のメール内容を原文をいじらずに紹介しました。
 記事に対し、民進党の柿沢未途役員室長は翌29日、弊社政治部長宛の抗議文を提出しました。さらに蓮舫さんは30日の記者会見で、「報道で大事なことはファクトチェック。記者であれば誰でも簡単に裏取りできる。だからこそ、多くのメディアが報道を控えた」「ガセネタであったような報道の中身」などと批判されました。
 ちなみに言えば、安住淳代表代行も29日の記者会見で、旧民主党執行部が総退陣した「偽メール事件」を引き合いに「自民党や産経新聞がやろうとしていることは、意図的にまさにあのことだ」とも指摘。記事について「ネット時代の異様な報道の仕方だ」とも批判されました。

お二人は、大きな勘違いをされているのではないでしょうか。
 まず、記事で引用した諄子氏のメールは、自民党が23日に報道陣に公開したものです。同日中には、インターネット上でその全容も流れました。大前提をいえば、公党が発表したような情報をどう扱うかは、報道する側の判断だと思うのですが、間違っていますか。
 民進党役員室は24日、辻元氏に関するメール内容が「虚偽」としたうえで「メディア各位におかれては、このような誤った内容を拡散しないよう強く求めます」との見解を出されました。ただ、メディアが口をつぐんだとしても、自民党が該当部分を含めた内容を公表した事実は消えません。さらにいえば、ネットでは間違った情報も入り交じりながら、メールの内容が拡散しているのです。
 私が「諄子氏のメールにこう書いてあった」と原文を紹介し、内容を検証する端緒とすることはダメなのでしょうか。むしろ内容が「虚偽」ならば、辻元氏の名誉のためにも放置したらまずいのではないですか。
 もちろん、記事では、諄子氏のメール内容を「事実」と断定して報道してはいません。
 蓮舫さんは30日の記者会見で、野田中央公園に関する記事について「(国庫補助金を決めたのは)どの政権の時代の予算だったかというのは、記者であれば誰でも簡単に裏取りできる」と指摘しましたが、私の記事では、補助金交付が麻生太郎内閣下で平成21年度補正予算として決まったことにも触れています。

「作業員を送り込んだ」という諄子氏のメールを紹介するときにも、取材結果を踏まえ、「指摘したであろう作業員と辻元氏は面識がない」とする民進党関係者の話を加えました。御党にも私の取材に真摯(しんし)に答える幹部や議員がいます。
 「幼稚園に侵入しかけ」という部分は、辻元氏が参加した民進党の調査チームが2月21、28両日に幼稚園を訪問したことを紹介しました。このうち21日については、辻元氏は同日、大阪府庁での記者会見で「塚本幼稚園に行ってまいりました」と語っています。
 辻元氏は同日、幼稚園の近くまでいったものの、「うちは嫌われているから」として、幼稚園のチャイムを押す役割を玉木雄一郎幹事長代理にお願いしたとも聞きました。辻元氏が幼稚園の敷地内に無断で足を踏み入れなかったと思うのですが、民進党役員室が発表した「塚本幼稚園の敷地近くにも接近していません」という見解が正しいのかどうか。これは検証されるべきだと思います。
 民進党役員室から弊社への抗議文では「わずか数時間後に回答期限を設定した質問状にその日のうちに回答しなかったことをもって、辻元議員があたかも説明責任を怠ったかのような書き方をしたのは、著しく公正を欠いた報道といわざるを得ない」とも指摘されました。
 私は後輩記者を通じ、3月27日の午後1時半過ぎに、辻元事務所に3項目の質問状を出しました。その際、「午後5時まで」との期限は設けました。

後輩によると、事務所の職員から「3つすべてを今日中に答えるのは難しい。特に補助金の件は事実確認が必要だ」との電話連絡を受けました。当方は「では今日中に答えられる部分だけでいいので回答がほしい」とお願いし、その結果、同日午後5時23分に回答が明日になる旨のファクスをいただきました。
 辻元事務所の職員の対応は実に丁寧で、感謝しています。28日付記事では、この回答を論評抜きに掲載しました。記事では、辻元氏に説明責任があることは指摘しましたが、回答が即日来ないことを批判したつもりはないのです。
 ちなみに御党の有田芳生参院議員は28日のツイッターで、「産経新聞は昨夜質問をしてきて、すぐに回答を求めました」などと書き込みました。午後1時半は「夜」でしょうか。このツイートが出る前に、有田氏から弊社に問い合わせがあったとは聞いていません。ジャーナリストとしても知られる有田氏は、蓮舫さんが大切にする「裏取り、事実確認」をせずに、間違った情報を決め付けて流したのです。
 私は29日、有田事務所に抗議文を送り、その後間違いを訂正するツイートはされたようです。ただし、私に対する直接の連絡はいまだにありません。
 私は正直にいえば、民進党のやることなすことを、バカの一つ覚えのように「ブーメラン」と斬ることに強い違和感を持つ人間です。しかし今回ばかりは、一連の動きは鮮やかすぎるほどの「ブーメラン」になってしまうと思うのです。

国会では、昭恵氏が泰典氏に密室で100万円を寄付したのかどうかなど、籠池夫妻の発言内容の正誤が議論されています。民進党は国会審議で、証人喚問での籠池氏の発言を取り上げ、昭恵氏の主張との整合性を問うために証人喚問を求めています。
 ある民進党議員からは「偽証罪に問われる可能性のある泰典氏の証言は重く、諄子氏のメール内容を同列に扱って議論するな」とも脅されました。
 私は、もちろん諄子氏のメール内容すべてが事実とは思っていません。ただ、泰典氏の証言だって真実かどうか確定できませんよね。この証言をベースに国会質問することと、公開された諄子氏のメールを紹介し、メディアの責任で事実関係をただしていくことは、どこがどう違うのか。私は記者修行が足りないのか、よく分かりません。
 私は昨年7月に野党担当キャップとなってから、今の民進党を取材していて「息苦しさ」を感じることが多々ありました。自らへの批判には非寛容なのです。今回も、「辻元氏へのメール内容は虚偽なのだから、報じるな」と言われているように思ってしまいました。繰り返しますが、今回の記事に引用したメールは自民党が公表したもので、私は「事実だ」と断定して書いてはいません。
 旧民主党政権で、松本龍元復興相は「みなさん、いいですか、『書いたらもうその社は終わり』だから」などと発言し、その後辞任に追い込まれました。今回、そのことが脳裏をよぎりました。

御党から抗議文を受け取った翌30日早朝、私は新潟に住む母からの電話で目を覚ましました。
 「あんた、訴えられるの?大丈夫?」
 母は同日の本紙朝刊に掲載した抗議文を読み、「法的措置も含めた対応を検討する」との一文に驚いたそうです。私は「訴えるのは相手方だからどうなるんだろうね」などと笑いながら答えましたが、「法的措置」という言葉は一般人からみれば、それだけ重いものなのです。
 もちろん、報道する側には重い責任があることは自覚しつつ、これからも事実関係の検証を続けていこうと思います。
 末筆ながら、蓮舫代表のますますのご活躍を期待しております。
                               敬具
 産経新聞政治部野党キャップ 水内茂幸
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